厚木のラーメン好きのくだらないブログ:麺創　なな家

2014年11月21日

麺創　なな家

地図：愛知県豊田市松ケ枝町2-21-1
駐車場：敷地内共用15台
営業時間：11:30～14:00　17:30～22:30
電話番号：0565-42-2567
定休日：月曜日

創作ラーメンも豊富な三河きっての実力店です。なな家に行ってきました。

メニューはバリエーション豊富な中華そばを筆頭にまぜそば・つけ麺に聞き慣れないジビエの文字や二郎インスパイアと思しきのまで。右上に小さく出ていますがキッズラーメンは麺を短く切り温度もぬるめで提供と。ドンブリの先にあるものをきちんと見据えているお店だと感動しました。

こちらがジビエ（野生鳥獣）ラーメンのメニューで、参州とは三河の別称、マタギとは猟師のことでこちらでは地元の中部猟友会とコンタクトを取り本来は高額なジビエをラーメンの価格帯で提供する工夫をされているそうです。

卓上調味料はシンプルですね。

中華そば・山六（やまろく）￥８８０

そりゃもう猪ラーメンが気になりましたがまずはフラッグシップである山六に。

油っ気のないスープは上質な鰹を中心にした魚介出汁。動物系を使ってないそうでインパクトはないんですが非常に奥深く和ダシとはここまでチカラがあるものかと驚かされました。

麺は平打ち中太縮れ。多加水でツルツルした口当たりに若干柔めの茹で加減ですがこれが実にスープとの親和性が高くとても良いコンビネーション。

チャーシューは肩ロースかな？ってスライスが1枚。柔らかくはありませんが噛みしめるごとに出てくる旨みの量は肉自体の味が十全以上に引き出されてる印象を持ちました。特にさらっと溶ける脂身の甘さが秀逸です。

中央に鎮座する大ぶりの海老はプリプリ食感。背ワタの処理もしてあるようで雑味を感じることもありません。

青菜はシャキシャキでほろ苦く爽やかで非常に良い口直し。うーん、とても美味しいんだけどこれは何の葉なんだろう、強いて言えば春菊の葉が近いんだけど違う気もするし。

デフォで半個入る味玉は白身に対して黄身の割合が大きく見た目だけで良い卵を使ってるのが分かります。食べてみればあふれかえる玉子の風味に程よく利いたダシの旨み。

飲みきった、と思った後にちょっと残ったスープも余さずドンブリをあおってしまいました。

　　　スープ：☆☆☆☆☆
　　　　　　麺：☆☆☆☆☆
チャーシュー：☆☆☆☆☆
　　　　　味玉：☆☆☆☆☆
　　その他具：☆☆☆☆☆

　　　　接客：☆☆☆☆☆
　　　雰囲気：☆☆☆☆☆

名古屋生活に入る時にコメントでおススメを頂いたお店だったので少なからず期待していたのですが
ここまでレベルが高いとは思いませんでした。コンプリートしたいのにできない境遇がとても悔しい。
でも再訪は必須。ジビエラーメンは絶対に食べまっせ。来月にあればのハナシですけどね。